東京に住んで10年。
ホーミーと別れて10年。
そして、ナグリンがいなくなって20年。
18歳、28歳、現在38歳。なんだか怖い。
天気が良かったので、あなたが眠る場所へ。
気まぐれで毎年2回ぐらい。
はみ出す松の木。ここ以外で松ぼっくりを見る機会は少ないなっていつも思う。
ここに来る時はいつも風が強い。毎度毎度、線香に火を付けるの苦戦する。
側から見れば独り言。
あなたと当時のテンションで。
おかしいね、同い年なのに僕だけが老けていく。
あなたは20年前のまま。
8月2日。あんな知らせを聞くために携帯電話持っていたんじゃない。だから夏は嫌い。
なぜあの日、サッカーしようと誘わなかったのか?誘っていたら違う運命だったのでは?
なんで一人だけでサッカーしたのか、、、、少ない後悔の一つ。
初めての葬式があなたのだなんて、思ってもいなかった。
あの時正直、こんな事して何の意味があるのって思った。今も変わってないけど。
俺は葬式なんてしてほしくないし、海に撒いてもらえればいい。
墓もいらない。
手を合わせながら愚痴っぽい報告しかしてないからかな、
『なんかやれよ』って言われているようで辛い。
残された方が、生きている方が辛いぞって言ってはみても返事はない。
一緒にいた時間よりもいない期間の方が断然多くなった。
時々、忘れてしまってごめん。歳のせいで物忘れが増えてきたのかな。
でも、あなたが使っていた香水をいつもつけているからね。
最初、好みの匂いじゃなかったけどさ。今は安心する匂いだよ。
あなたと同じ名前、似た人を見かけるとドキッとするよ。
また気が向いたら来るわ。パイパイ、おっぱい!!